日本を出発する国際線では、飲み物だけでなく、ジャム、味噌、ゼリー、プリン、佃煮などのお土産も「液体物」として、機内への持ち込みが制限されます。持ち込めるのは100ml以下の容器に入ったものを、容量1リットル以下の透明な袋にまとめた分だけです。大きな瓶詰めなどは、スーツケースに入れて預けるのが基本です。国内線には、この量の制限はありません。

この記事では、国土交通省航空局の資料をもとに、対象になるお土産の例と、持ち帰るときの注意点を整理します。

国際線の液体物ルール

国土交通省の資料によると、日本を出発するすべての国際線で、客室内への液体物の持ち込みが制限されています。持ち込む場合の条件は次のとおりです。

条件 内容
1つの容器の大きさ 100ml(g)以下
まとめる袋 容量1リットル以下の、ジッパー付きの透明なプラスチック袋
袋の大きさの目安 タテとヨコを足して40cm以内

注意したいのは、容器の大きさで判断されることです。国土交通省の「よくある質問」では、120mlと書かれた容器に半分以下しか入っていなくても、容器が100ml以下でなければ持ち込めないとしています。また、「90g」のような重さの表示は、1g=1mlと読み替えるとしています。

お土産で対象になりやすいもの

国土交通省の「量的制限の対象となる液体物のリスト」では、液体だけでなく、ジェル類やエアゾール、容器に入れないと形を保てない「半液体状」のものも対象になるとしています。お土産になりやすいものでは、次のような例が挙げられています。

分類 代表例(リストより)
調味料 醤油、味噌、ソース、ドレッシング、ゆず胡椒など(瓶詰め・チューブ入りなど)
スプレッド類 ジャム、マーマレード、ピーナッツバター、チョコクリームなど
漬け物・佃煮など 塩辛、しば漬け、キムチ、海苔や昆布の佃煮、甘露煮など
菓子作り等材料 蜂蜜、水飴、練りあん、こしあんなど
デザート プリン、ゼリー、ムース、みつ豆、あんみつ、ヨーグルトなど
飲み物 ジュース、お茶、酒類など

一方、リストでは、乾燥した香辛料や、干し梅・かりかり梅のように液体がとても少ないものなどは、対象外の例として挙げられています。

迷ったときは、スーツケースに入れて預けるのが確実です。国土交通省も、対象となるものはできるだけスーツケースなどに入れて、航空会社のカウンターで預けるよう呼びかけています。最終的な判断は、保安検査場の検査員が行うとされています。

保安検査のあとで買ったものは?

国土交通省の資料では、保安検査のあとの搭乗待合エリアで買ったものは、制限の対象となる液体物でも機内に持ち込めるとしています。ただし、海外で乗り継ぐ場合は、乗り継ぎ先の空港で再び検査を受けるときに、その国のルールで没収される可能性があるとしています。乗り継ぎがある場合は、事前に航空会社に確認しましょう。

お酒・保冷剤の注意

  • お酒:100ml以下の容器なら1リットル以下の袋に入れて持ち込めますが、国土交通省は、そのような小さな容器は少ないため、スーツケースに入れて預けることを検討するよう案内しています。預ける場合でも、アルコール度数が70%を超えるもの、お酒の総量が5リットルを超える場合は、持ち込みも預け入れもできないとされています。
  • 保冷剤:凍っていてもゼリー状でも、100ml(100g)以下の容器なら、1リットル以下の袋に入れて持ち込めるとしています。

国内線はどうなる?

国土交通省の「よくある質問」では、国内線では、この液体物の量の制限は行われないとしています。ただし、通常の保安検査は行われます。また、航空法で決められた輸送が禁止されている物(引火性の液体など)は、国内線・国際線ともに持ち込めません。

持ち帰りの準備の順番

液体のお土産を飛行機で持ち帰るとき
  1. 乗るのは国際線?

    • 国内線 → 液体物の量の制限はなし。ただし通常の保安検査はある。
    • 国際線 → 次へ。
  2. そのお土産は液体・ジェル・ペースト状(ジャム、味噌、ゼリーなど)?

    • はい → スーツケースに入れて預けるのが基本。機内に持ち込むなら、100ml以下の容器を1リットル以下の透明な袋に。
    • いいえ(焼き菓子など) → 液体物の制限の対象外。つぶれにくく入れる。

渡航先のルールにも注意

国土交通省の資料では、保安上は問題のない液体物でも、検疫などの観点から海外への持ち出しが禁止されている可能性があるとして、関係する省庁に確認するよう案内しています。食品を海外に持っていく場合や、海外から持ち帰る場合は、行き先や日本の検疫のルールも確認しましょう。

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参照情報

以下はいずれも2026年10月20日確認。資料は国土交通省のページに掲載されている版(2015年10月1日現在)で、運用は変わる場合があります。出発前に、利用する航空会社・空港の最新の案内も確認してください。