サブスク(定額制サービス)を見直すときは、①請求の一覧を作る → ②使っているかを確かめる → ③正しい方法で解約するの3つの順番で進めると、もれなく整理できます。スマホのアプリを消しただけでは解約にならないなど、つまずきやすい点もあるので、順番に確認しましょう。
この記事では、国民生活センターの注意喚起と、Apple・Googleの公式ヘルプをもとに、見直しの手順をまとめます。
なぜ見直しが必要?
国民生活センターは、サブスクについて「一度契約をすると、解約しない限り自動的に支払いが継続される」もので、利用していなくても料金がかかる点に注意するよう呼びかけています(2021年10月7日公表)。無料期間があるサービスでも、期間中に解約しなければ有料プランに自動で切り替わり、決まった料金が引き落とされます。
同センターによると、サブスクに関する相談は全国の消費生活センターに毎月500件程度寄せられていて、契約内容を正しく理解しないまま申し込み、請求に気づいてトラブルになる例がみられるとしています。
手順1:請求の一覧を作る
まず、毎月・毎年お金を払っているサービスを洗い出します。次の3か所を見ると、見落としを減らせます。
| 確認する場所 | 見つかるもの |
|---|---|
| クレジットカード・デビットカードの明細 | カードで払っているサービス全般 |
| iPhone・iPadの「サブスクリプション」 | App Storeを通して契約したサービス |
| Androidの「Google Playの定期購入」 | Google Playを通して契約したサービス |
国民生活センターも、クレジットカードなどの明細を毎月確認し、使っていないサブスクの請求がないかを見ておくよう勧めています。このほか、携帯電話の料金とまとめて払うサービスがあれば、携帯会社の利用明細も確認しましょう。
iPhone・iPadで確認する
Appleのサポートページによると、iPhone・iPadでは次の順に開くと、App Storeで契約したサブスクリプションの一覧を確認できます。
- 「設定」を開き、自分の名前をタップする
- 「サブスクリプション」をタップする
Androidで確認する
Google Playのヘルプによると、AndroidではGoogle Playの「定期購入」のページで、Google Playを通して契約したサービスを確認できます。
手順2:使っているかを確かめる
一覧ができたら、サービスごとに次の点を書き出してみましょう。
- 最後に使ったのはいつか
- 料金と、支払いの周期(毎月・毎年)
- 次の更新日
- 同じような役割のサービスが重なっていないか(動画、音楽、クラウドの保存容量など)
年払いのサービスは、毎月の明細に出てこないので見落としがちです。更新日をカレンダーに入れておくと、次の見直しのときに役立ちます。
この1か月で使った?(年払いなら、この数か月で)
- 使っていない → 解約を検討。データを残す必要があるかだけ先に確認する。
- 使っている → 次へ。
同じ役割のサービスを、ほかにも契約している?
- している → よく使うほうを残し、もう一方の解約を検討。
- していない → 続ける。料金プランが合っているかだけ見直す。
手順3:正しい方法で解約する
アプリを消しても解約にはならない
Google Playのヘルプでは、アプリをアンインストールしても、定期購入は解約されないと明記されています。アプリを消す前に、必ず解約の手続きをしましょう。
契約した場所で解約する
解約の手続きは、契約した場所によって違います。
- App Storeで契約した場合:「設定」→自分の名前→「サブスクリプション」→解約したいサービス→「サブスクリプションをキャンセル」(Appleサポートの手順)
- Google Playで契約した場合:Google Playの定期購入のページで解約したいサービスを選び、「定期購入を解約」(Google Playヘルプの手順)
- サービスのウェブサイトで契約した場合:そのサービスの公式サイトのアカウント設定などから。国民生活センターも、解約前に事業者の公式サイトなどで手続き方法を確認するよう勧めています
Appleのサポートページでは、「サブスクリプションをキャンセル」のボタンがなく、期限切れのメッセージが赤字で表示される場合は、すでに解約されていると説明されています。
無料トライアルは早めに
Appleのサポートページでは、トライアルに登録していて更新を希望しない場合は、トライアルが終了する24時間以上前に解約するよう案内しています。無料期間で試すときは、申し込んだ日に終了日をメモしておきましょう。
なお、Google Playのヘルプによると、定期購入を解約しても、支払い済みの期間中はそのまま利用できます。
解約した後に確かめること
- 解約完了のメールや画面を残しておく
- 次の請求日のあとに、明細を見て請求が止まったかを確認する
- 保存していたデータが必要なら、解約前に書き出す(クラウドの写真など)
写真の保存先を見直すなら、写真のバックアップ方法|クラウド・SSD・PCを比較も参考になります。生成AIの有料プランを比べたいときは大学生におすすめの生成AIはどれ?ChatGPT・Gemini・Claudeの有料プランを比較へ。
困ったときは
契約した覚えのない請求がある、解約したのに請求が続く、といった場合は、まずサービスの事業者に問い合わせます。国民生活センターは、不安があったりトラブルになったりしたら、早めに最寄りの消費生活センターなどに相談するよう呼びかけています。消費者庁の案内によると、消費者ホットライン「188」に電話すると、地方公共団体が設置している身近な消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してもらえます。
参照情報
以下はいずれも2026年10月18日確認。
- 国民生活センター「「解約したはず!」「契約してない!」と思い込んでいませんか? 予期せぬ“サブスク”の請求トラブルに注意!」(2021年10月7日)
- Appleサポート「Appleのサブスクリプションを解約する」
- Google Play ヘルプ「Google Play での定期購入の解約、一時停止、変更」
- 消費者庁「消費者ホットライン」
