USBメモリは、**つなぎたい機器の端子(USB-AかUSB-Cか)**と、キャップをなくさない形かどうかで選ぶと分かりやすくなります。スマホやUSB-CしかないノートPCでも使いたいなら、USB-AとUSB-Cの両方の端子がついたものが便利です。

この記事では、アイ・オー・データ機器の3シリーズを、メーカーの公表仕様で比べます。

  • スマホやUSB-Cのパソコンとも受け渡ししたい → U3C-STDシリーズ(USB-A&USB-C)
  • 片手で出し入れしたい・色を選びたい → U3-PSHシリーズ(ノック式)
  • パソコンで使うシンプルなものがほしい → U3-STDRシリーズ(スライド式)

この記事は、メーカーの公表仕様をもとにした比較です。実機での検証はしていません。順位はつけていません。比べやすいように同じメーカーの3シリーズにしていますが、ほかのメーカーにも同じような製品があります。

先に確認:USBメモリと外付けSSD

USBメモリは、小さくて軽く、書類や写真を受け渡すのに向いています。一方で、大量の写真や動画を何度も読み書きしたり、バックアップを長く保存したりするなら、外付けSSDも候補になります。違いはUSBメモリと外付けSSDはどちらを選ぶ?容量・速さ・用途で比較で説明しています。

3シリーズの違いを一覧で見る

各シリーズの公式ページを2026年11月3日に確認。価格はオープン価格のため載せていません。

シリーズ 端子 規格 形 容量(公式ページの型番) 色 大きさ・重さ
U3C-STD USB-A と USB-C の両方 USB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1)/USB 2.0 両端に端子 16GB〜256GB ブラック、シルバー(256GBはブラックのみ) 約18×70×8.2mm、約11g
U3-PSH USB-A USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)/2.0 ノック式(押すと端子が出る) 16GB〜128GB ホワイト、ブラック、レッド、ブルー 約20×61×10mm、約10g
U3-STDR USB-A USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)/2.0 スライド式 16GB〜256GB(256GBはブラックのみ) ホワイト、ブラック(ほかの色は一部生産終了) 約21×69×8.6mm、約9.8g

3シリーズとも、保証期間は1年間です。読み込み・書き込みの速さ(MB/s)は、3シリーズとも公式ページに数値の記載がありませんでした。「5Gbps」は規格上の最大の速さで、実際の速さとは違います。

スマホやUSB-Cの機器とも使う:U3C-STD

USB-AとUSB-Cの両方の端子がついたUSBメモリです。アイ・オー・データの公式ページでは、Windowsパソコンのほか、MacBook、iPad、Androidスマホなどで使えるとしています。また、iPhone 16・15に対応していて、USB-Cの端子に直接挿して動画や写真を保存できると書かれています。

「USB-Aしかないパソコン」と「USB-Cのスマホ」のように、端子が違う機器の間でデータを受け渡すのに向きます。容量は16GB〜256GBで、256GBはブラックだけです。

使う温度の範囲が0〜35℃と、ほかの2シリーズ(0〜40℃)より狭い点も確認しておきましょう。

片手で出し入れしたい:U3-PSH

先端を押すと端子が出てくるノック式のUSBメモリです。公式ページによると、パソコンから抜くと端子が自動で収納されるため、キャップをなくす心配がありません。

色は、ホワイト、ブラック、レッド、ブルーの4色です。複数持つときに、色で中身を分けやすくなります。ファイルを暗号化するソフトを無償でダウンロードできるとしています。端子はUSB-Aだけなので、USB-Cしかない機器では、変換アダプターが必要です。

パソコンで使うシンプルなもの:U3-STDR

端子をスライドして出し入れする、スタンダードなUSBメモリです。挿すだけで使え、面倒な設定はいらないと公式ページでは説明しています。キャップがないので、なくす心配もありません。

容量は16GB〜256GBで、256GBはブラックだけです。ピンクやスケルトンの色は、公式ページで生産終了と書かれているものがあるため、ホワイトかブラックから選ぶのが確実です。端子はUSB-Aだけです。

選ぶ順番

USBメモリを選ぶとき
  1. つなぎたい機器に、USB-Cしかないものがある?(iPhone 15以降、新しいノートPCなど)

    • ある → USB-AとUSB-C両対応のU3C-STD。
    • USB-Aのパソコンだけ → 次へ。
  2. 片手で出し入れしたい・色で分けたい?

    • はい → ノック式のU3-PSH。
    • シンプルでよい → スライド式のU3-STDR。
  3. 容量はどのくらい必要?

    • 書類や写真の受け渡し → 16GB〜64GBから、入れたいデータの量で選ぶ。
    • 動画もたくさん → 128GB以上。何度も読み書きするなら外付けSSDも考える。

買う前に確認したいこと

  • 端子の形:USB-Aのみの2シリーズは、USB-Cしかない機器には直接挿せません
  • 生産終了・在庫限りの型番:アイ・オー・データの公式ページでは、同じシリーズでも色や容量によって「生産終了」「在庫限り」と書かれているものがあります。買う前に型番を確認しましょう
  • 大事なデータは2か所に:USBメモリは小さくてなくしやすいので、大事なデータはパソコンやクラウドにも残しておくと安心です。スマホの写真をパソコンに移す方法はAndroidスマホの写真をパソコンに移す方法|USBケーブル・Googleフォト・クイック共有で紹介しています

参照情報

以下はいずれも2026年11月3日確認。仕様や販売状況は変わる場合があります。価格と在庫は販売店で確認してください。